恋人と夫にしたい人は別

旦那の同僚の奥さんに、浮気を疑われたこと。

旦那の職場は男だらけで、旦那が彼女持ちになった、と知るや否や合コン開催要請が殺到。

(彼女が出来たら合コン開く、みたいな伝統のようなものがあったらしい)

旦那が同僚を何人か引きつれ、私は私で女友達に声をかけて、何回か合コンを開いた。

件の同僚Aさんも、合コンにも何度か参加していた。

合コンの始めに、名前とひとことを言うのがお約束で、何度も主催してれば、何となく覚えてしまう。

特にAさんの趣味は、ちょっと珍しく(水中写真撮影)、Aさんは話も上手くて、趣味に関するエピソード(サメに襲われかけた等)でよく場を盛り上げてくれた。

やがてAさんは合コンと関係ないところで出会った女性と付き合い、2年くらいして結婚した。

ちょうど同時期に、旦那とAさんが異動になり、私とA奥さんもそれについて行った。


ある日、私たち夫婦、Aさん夫婦の4人で遊びに行ったときのこと。

異動のバタバタで行けなかった新婚旅行に行く計画を、Aさんたちが話してくれた。

場所はオーストラリアと言ったので、私がAさんに

「グレートバリアリーフで写真取撮るんですか?」

と尋ねた。

Aさんはニコニコしながら、初めて海外での撮影なんだーと喜んでたんだけど、A奥さんの顔からスッと表情が消えて

「何で主人が海で撮影するって知ってるんですか?」

と私に詰め寄った。

私の旦那が、A奥さんと出会う前に、何回か合コンを開いたこと、そこでAさんがよく撮影の話をしていたことを説明したんだけど

「たかが2、3回会っただけの人の趣味を、何年経っても覚えてるなんて不自然だ」

「グレートバリアリーフなんて単語、普通咄嗟に出ない」

と言って聞かない。

始めは宥めすかしていたAさんだったけど、意見を曲げない奥さんに

「そんなに俺に浮気して欲しいのか?」

と呟いてしまった。


浮気、の言葉に反応した奥さんは

「ほら、やっぱりそうなんじゃない!」とブチ切れ。

こんなところ居られない、と言って、立ち去ってしまった。(タクシーで帰ったらしい)

Aさんはそれを追いかけ、私と旦那は呆然。

しょうがないので帰宅。

旦那は

「別にお前は変な事言ってない」

と言ってくれたけど発端は私に違いなかったので、Aさんから詳細な連絡が来るまでが修羅場だった。(当日すぐには、謝罪の電話があった)

後日Aさんから連絡があって、誤解は解けたという。

Aさんは結婚してからも趣味を独身時代と変わりなく楽しんでいたようで、インドア派な奥さんは、付き合いきれず、最近は家で留守番が多かった。

Aさん一人で各地の海を飛び回っていたので、

「一緒に誰か居るんじゃないか」

という疑惑が、私の発言で爆発してしまったということだった。

しばらくして、A奥さんも謝罪に来てくれて、今は、時々共通の趣味(編み物)を共に楽しんでいる。

Aさんは趣味を控えるようになったみたいだけど、A奥さんは冷め切っているみたい。

合コンの時、Aさんの趣味は女性陣に大好評で、みんな「いいなー」とか言ってた。

A奥さんも趣味ことは知ってたけど、結婚してから急に頻度が上がり(2ヶ月に1回が月2)、頻繁すぎて付き合いきれなくなったと。

結婚すると、その趣味にかける交通費も気になってしまったと。

「恋人にしたい男と、夫にしたい男って別ね」

と、ある日零してたA奥さんの言葉が深い。
2017-10-01 19:06 : となりのキチさん : コメント : 0 :
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