独身時代の話

独身時代に人を殺してしまったこと。

仕事帰りの深夜に恐喝というか、強盗というかに因縁を付けられて殴られた。

やっとの事で組み付いてヘッドロックして動きを封じたら、ナイフで尻を刺された。

刺し殺されるという恐怖のあまり全力で首を絞めたら、すぐに相手が動かなくなった。

でも、恐ろしくて通報で駆けつけた警察官に引き離されるまで絞め続けていた。

傷害などの前科がある相手で、ナイフで刺されていたこともあり、正当防衛にはなったが、嫁にも子どもにも一生言わない。言えない。

刺された尻の治療で入院していたら、当時付き合っていた彼女のご両親が見舞いに来て、
「人を絞め殺すような恐ろしい男に娘はやれない。わかってくれるよな」
と、言われた。

とっても良くしてくれた優しいご両親だったので、わかりました、としか言えなかった。

だから、退院後もこのことは誰にも言えず、知っているのは親兄弟のみ、だった。

昨夜、実家の母に当時の周囲の様子を尋ねた。

職場の上司や兄嫁の実家には最低限の情報は伝わっていたようだが、皆知らぬふりをしてくれていた。優しい人たちだった。

驚いたのが、実は嫁さんがこのことを全て知った上で結婚してくれていたという事。

結婚前に実家に嫁さんを連れて行ったとき、母が全部話していた。

息子は捨てられるかもしれないが嫁さんのために言わなければ、と母は考えたらしい。

嫁さんは多少驚いた様子だったが、全てを聞き終わった後に、

「私が聞いたという事は秘密にして下さい。彼が知られたくないのなら知らない事にします。でも、いつか安心して私に話してくれる日が来ると信じています」
と言っていたらしい。

昨夜は子ども達を寝かしつけてから、あらためて事件のことを嫁さんに話し、今まで黙っていたことを謝り、嫁さんに抱きしめられながら一緒に泣いた。

私はこの人と結婚して本当に幸せだと思う。

長文すいません。みんなありがとう。
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2017-07-24 14:06 : となりのキチさん : コメント : 0 :
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