ストレスを溜める父

これは私の幼少の頃の話です。

三歳ぐらいの物心が付き始めた頃、母と父の愛は既に冷め切っており、息子である私と兄が繋ぎ止めている状況でした。

父は優しく、母厳しかったのですが、家庭も中の上と言った感じでなに不自由無い暮らしが出来てました。

ある一点を除けば…ですが。

半年に一度のペースで父はストレスを溜め込み、お酒で発散し、酔って凶暴化した父の相手を私達息子が請け負い

母は父に関心は無く、ただ遊んでるように見えていたそうでプロレスごっとという名の軽い虐待が度々起きてました

そして私が小学校に上がり二年が過ぎた頃でしょうか

その時は来ました、兄は小学校5年生となり元より他の子と比べガタイが良いのにも関わらず虐待のおかげですっかり暗くなってしまっていたのですが

今度の父の半年に一度やってきた凶暴化では、最初は私が押し倒され唾を幾度と無く垂らさせました

その後、殴る蹴るが始まった時、兄の顔に一発の拳が入った所、溜まっていたモノが一気に炸裂したかのように

『おまえのせいでぇぇぇええええ!!!!!おまえのせいでぇぇぇえええ!!!!』
と叫びながら突進して行きました

普段温厚な兄のこんな姿を見て、感化されたのか私も父に思いっきりタックルをかまし、倒れた所、足を封じ、その間に怒り狂った兄が叫びながら父の顔面を何発も何発も殴り、鼻血を出させる事に成功しました。

が、父はやはり大人。
私達を押し退け、冷静に立ち上がるとダイニングテーブルをひっくり返し

『今のウチに謝るなら赦してやる』
と低く強い声に圧倒され、兄はそのまま坊然としてた母の元へ行き、また恐怖からなのか言葉にならない声で何かを呟いてふさぎ込んでしまいました

私は土下座をし、テーブルの上に乗っていた皿の破片を片付け、再度土下座をし怒りを鎮めてもらいました。

その後、母が仕事を始め、離婚を選択
結局あの件で塞ぎ込んでしまった兄は父へ、後に自らの意識で逃げ出した私は母へと渡り

今現在、父も落ち着いているそうで兄は大学へ進学し、私は母子家庭ながらもアルバイトをし、いつかまた兄と楽しくゲーム出来る事を夢見ながら高校に通っています。
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2017-07-11 18:22 : となりのキチさん : コメント : 0 :
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