合同結婚式

先日招待された友人(新婦)の結婚式。

初めて合同結婚式なるものに招待された。

招待状をもらった時は「???」だったが、新郎は結構イイとこのご子息で、年内に兄も結婚することになっていたので合同でとなった模様。

私の感覚だと、折角二人が主役として輝ける日なのに、新郎二人、花嫁も二人とはかなり微妙。

招待状が届いてから、新婦に連絡をとったところ、やっぱり納得がいってない様子だった。

彼には、

「一生に一度の主役の日なのに」

「私と義兄の嫁は関係がない」

「私側の親族が納得しない」

などと反対したらしい。(当たり前だが)

ちなみに、新婦はものすごく太ってるというわけではないが、ぽっちゃりタイプの子で、顔も中の下程度。

そこに、兄嫁はかなりの美人ときてるもんだから、比べられるのも目に見えていた。

そもそも合同結婚式の案は新郎両親のもので、理由としては、式を二度挙げるより費用が安く済むということ(必然的に新婦側の費用もかなり浮く)、親戚を何度も式に呼ぶのは申し訳ないということ、新郎父の仕事関係の人(お偉いさん)に一度に息子をお披露目できるといくこと、などらしい。

新郎はあまり結婚式にはこだわりがないらしく(というより父に逆らえないらしく)、新婦が何を言っても聞いてくれない。

自分たちの負担が減っていい。費用が浮くんだから、その分主役にふさわしい豪華なドレスを着たり、いろいろできる。と。

新婦は最後まで反対したけれど、兄カップルが合同結婚式でいいと言ったらしく、自分だけが反対している状況になり、結局泣く泣く了承したそうだ。

ちなみに、新婦両親も納得はしていなかったらしいが、事を荒立ててしまうと今後のお付き合いに障るということで、我慢したらしい。


そして披露宴当日。

会場は超高級ホテルで、出席者は300人程(内、50人くらいが新郎父の招待客)。

ちなみに挙式は親族のみ。

納得いかない形で式を挙げることになってしまった新婦は心配だったが、なかなか体験できないであろう「合同結婚式」への出席に、ちょっとわくわくしてしまった私・・・。

いよいよ、新郎新婦の入場となった。

スポットライトとともに大きな中央の扉から現れた二組のカップル。

ライトや曲、スモークなどの演出が凝っていて、会場はおお~~っと盛りあがった。

そして温かい拍手。

・・・しかし、誰もが思ったに違いない。

二人の花嫁のシルエットが違いすぎるということを。


友人新婦とは1年会っていなかったが、おそらくダイエットをしたのであろう、一年前よりもややすっきりしていた。

しかし、ぽっちゃり体型なのに変わりはなく、身長も150センチとやや小柄。

対する兄嫁は、話には聞いていたが、モデルも顔負けのプロポーション。

どこもかしこもすらっと細く、マーメイドラインのドレスがその美しいくびれを強調していた。

そして、遠目にも分かる、美しい顔立ち。

近くの新郎友人席からは、小さく笑い声が聞こえた。

会場ををラウンドするときも、兄嫁は美しい笑顔を振りまき、優雅にお辞儀をしながら、キレイキレイと言われながら歩いていった。

その5メートルほど後を行く友人新婦は、笑ってはいたが、明らかに表情が曇っていた。

私たちを見つけると、バツの悪いような、恥ずかしいような表情で目配せをした。

明らかにグレードの違う花嫁に、「触れてはいけない」というような微妙な空気はありながらも、二組そろってのケーキカット、ブーケプルズ・・・と、とりあえず式は滞りなく進んだ。

しかし、あまりの美しさに、キレイキレイと絶え間なくもてはやされるのは兄嫁ばかりで、友人新婦の笑顔はかなりぎこちない。

友人新婦ももちろん化粧をしていつもよりは綺麗になっているものの、兄嫁を隣にすると、如何とも言い難い。

ゲストたちは気を使って「おめでとう」と連呼していた。

そして、後半に差し掛かったあたりで事件は起こった。

会場の後ろから、新郎の親戚(おそらく)が、酒に酔ったのか、笑ながら大声で

「○○(友人の新郎)~!××(新郎兄)の嫁はべっぴんだけんうらやましかろ~!」

「お前ももうちょっとべっぴんな嫁さんを連れてこなぁ~」

とヤジを飛ばし始めた。

それまで、思いながらも触れないようにしていた会場は一気に凍りついた。

周りの親戚があわてて制したので、おっさんはおとなしくなったが、新婦は高砂で目を真っ赤にして震えていた。

そして、泣きそうになるのを必死こらえた結果、泣き出してしまってからは、嗚咽が過呼吸のようなカンジになり、もう会場にいられるような状態ではなくなってしまった。

新郎とスタッフに支えられながら、退場。

会場は騒然となり、司会が必死に納めようとしていた。


もう戻ってこないかも、と思っていたが、それから30分ほどたって、二人は会場にもどり、(新婦の目は泣き腫れていたが)

「お見苦しいところを・・・」

と新郎がスピーチし、微妙な空気の中式は終了した。


サムいというか、とにかく友人がかわいそうな式だった。

兄夫婦とのやりとりや、親同士のやりとりなど、その後のこととかも想像すると・・・・。

文才がなく、だらだらと長くなってしまい申し訳ありません。


関連記事
2017-07-06 22:17 : となりのキチさん : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

PR

メールフォーム

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム

PR