スキー行かね?

この時期になると思い出す。

ずいぶん昔の大学の頃、大して仲良くない奴Aから

「スキー行きたい奴集めてんだけど、行かねぇ?女の子も行く。紹介するから」

とか言われて、当時童貞だったオレは浮かれてOKした。

なんでオレが呼ばれたかと言ったら、兄貴のおさがりの車を持ってたからだ。

連中は、レンタカー代やら電車代をケチりたかったんだろう。

俺とAを含め、B、Cの4人でボロ車でスキー場へ。
(B、CはAの友達で、オレは初対面)


スキー場についたら、最寄りの駅まで女の子を迎えに行かされる。

女の子は6人だったから、2往復もする羽目に。

その間、コミュ能力ゼロのオレも女の子に話しかけるも、そっけない返事をかえされるのみで女の子同士で盛り上がってた。

まぁ、それでもいいや、女の子の数の方が多いし、Aも紹介してくれるっていうし、フリーの子もいるだんろう、と愚かにも期待を寄せていた。

宿に全員集合すると、合流してきたAの男友達3人DとE、Fがいた。

(あれっ、聞いてないよ~)と言う感じだったが、部屋は大部屋で、男女で雑魚寝するという。

内心、興奮してたオレ。

で、スキーしに行くが、ワイワイ盛り上がって、俺が全くの蚊帳の外状態。Aを含め、誰もオレに話しかけない。

そこでバカなオレはやっと気づく。

男6、女6 +1(オレ)じゃねーか!!

予想どおり、連中同士でペアを作り、二人乗りのリフトに乗って、滑りに行ってた。

オレ、予定調和のように、ぼっち決定。

っつーか、話しかけても皆素っ気ない返事。

ほとんどの人が「なんでこいつここにいるの?」みたいな空気。


で、適当に滑って夜。

Aから「雑魚寝なんだけど、女子が知らない人とは嫌だって言い出すんで、お前、車で寝てくれ」と言われる。

「えっ、予約してあるんだろ?食事は?」

「あ、お前の分、予約してなかったんだわ。すまん」

「ちょっ・・はぁ?それどういうこと?」

「わりーな。うっかりしてた。まぁ、明日は夕方まで滑って夜帰るから。それまで自由にしてていいよ」

「えっ・・・じゃあ、A、オレただの送り迎え要因じゃん。女の子紹介してくれるって言うから来たのに」

「ああ、みんな彼氏持ちなんだわ」

「はぁ!?なんだよそれ~」

「しょうがないじゃん。彼氏いない子は急にこれなくなったんだし。後で紹介してやるよ」

「え~」

「いちいち気にするな。心が狭い奴だな」

「っつーか、車でなんて寒くて寝てられないよ」

「じゃあ、宿でも探してとまればいいだろ!」

これから乱交でもするのか、ソワソワしだして、Aは怒り出した。

「じゃあ、オレ、帰るわ。意味ねーし」

と言うと、慌て出すA

「はぁ?バカか?お前は!どうやってオレら買えるんだよ」

「電車とかバスで帰ればいいじゃん」

「もってねーだろ!金が!」

と、何分か、俺を説得するA。
しかし、訳のわからん理屈ばかり。

「いや、車だって高速代とガソリン代かかってるし、あとで割り勘してくれるんだよな?」

「そんなちょっとくらいの金だせよ。みみっちいこと言ってるからモテねーんだよ!この童貞野郎が!」

まぁこれで「帰るわ」と言って強引に帰ったんだが、大学に戻ってからが大変だった。

Aたちに、豪雪地に取り残しやがった非情な糞野郎と学科内に広められ、友達が全くできなくなった。


後日談

何年かして、Aは退学した。

万引きしただの何かの事件に関与していただの噂がたったが、経済的な理由らしい。

その後、4年のときにBと偶然に同じ研究室になって、仲良くはならなかったが、いろいろ話す機会があって、当時の旅行についても聞き出せた。

A~Fは、高校が一緒で、よく遊んだ中らしい。

女の子も何人かは高校が一緒だが、Bも初対面の子もいて、当時のAの彼女が同じ大学の子を誘ってきたらしい。

だから、当然フリーの子もいたようだ。

「全員、彼女もちだってA言ってたけど、違うんじゃねーか!」
と怒りがわいた。

夜は、乱交ってほどでもないが、まぁそこそこHな雰囲気になったらしい。

(Aとしてはやはり乱交をしたかったらしいが)

で、Aは彼女の連れてきた子にも手を出そうとしていたらしく、結局は彼女と破局。

そして思ったとおり、Aは俺をただの送り迎え要因として考えていたらしい。

Bは、俺を知らなかったが、Aが「送り迎えできるやつがいるからただで行ける」と言っていたということだ。

女の子達には「あいつはただのアッシーだから気にすんな」と言って、女の子たちも「なにそれー。キモーイ」とか言いまくってたらしいので、変な女と関係がなくてよかったとも今思うw


すぎたことだが、雪のふる時期になると、何か思い出して鬱になる出来事。


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2017-05-29 18:12 : となりのキチさん : コメント : 0 :
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