同性愛者の結婚式

サムかった同性愛者の結婚式といえば5年ほど前の話。

社内でも広告モデルにしようかと話題になるほどの美男美女が結婚することに。

新郎が私の部下だった。

当然会社の人間も大勢式に呼ばれたんだが、直前くらいから新郎が親戚の会社に移籍するつもりだとかきな臭い噂が流れてた。

まあイケメンと美人だからやっかんでる若いのが多いんだろうなくらいに考えてたが、これは事実だった。

披露宴の会場で引き抜き先から挨拶された。

新婦の兄で、新しく立ち上げる事業に是非欲しいから申し訳ないとのこと。

仕事面でもそこそこ優秀な社員だったんで、惜しいんだが祝いの席で否やは言えない。

巧妙に了解取り付けやがるなコンチクショーとモヤモヤしながら新郎新婦の入場を待つ。

新郎新婦が入場してきたんだが、なぜかタキシード姿の男性二人とウェディングドレスを着た女性二人が男男女女でそれぞれ腕を組んで入場してきた。

元々案内板にも新郎新婦両家の名前しか書いてないんで参席者一同?状態。

しかも謎の男女は新郎新婦の間に座る。

混乱する参席者。

新郎(部下)がマイクを握って挨拶。

「実は自分と新婦さんは同性愛者で、隣りに座ってるのはパートナーです。

日本では同性婚ができないので、僕ら(新郎新婦)が一緒になりパートナーと同居する事にしました。

戸籍上は新婦さんと夫婦ですが、夫婦生活はお互いのパートナーと行います。

このめでたい日を皆さんに祝福してもらいたくこの場を設けましたので、皆様お楽しみいただき、今後とも宜しくお願いします」

と一堂礼。

新婦とか新郎のパートナー(♂)とかもう嬉し泣きしてるんだが会場中ドン引き。


どうやら両家の親族関係者も聞いてなかったらしく、会場が怒号渦巻くカオスな有様に。

「優秀な共同事業者を得られて~」

とか割りと勝ち誇ったように引き抜きを報告に来てた新婦兄が顔色紫にしてプルプル震えてたのが唯一の快哉事。

正直こちらに水を向けなきゃホモだろうとレズだろうと好きにやっちゃって~なんだが、不意打ちで祝いの席で聞かされるのはさすがにイタかった。

途中退席者多数で、式後に御祝儀返せ騒ぎも起こったらしいのがサムかった話。

結局新郎新婦は親戚中から縁切り状態、引き抜きの話もおじゃん。

でも会社中で噂になってるから居続ける訳にもいかず、新婦は当初の予定通り「寿退社」。

新郎の方も自己都合退社した。

聞いた話じゃパートナーがそれぞれ手に職持ってるんで、二人共主夫と主婦でうまくやっているらしい。

サブい結婚式だったが、とりあえずその点だけは良かったかなと。
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2017-04-27 14:05 : となりのキチさん : コメント : 0 :
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